「美味しいコーヒーをいれる」という本質を損なわずコーヒードリッパー をどれだけコンパクトにできるか。その必要性以前に、究極を追い求めることにロマンを感じ開発をスタートした。
完成したドリッパーを分解して束ねると、幅10mm高さ80mm厚み3.6mm、重さはわずか21g。6枚の棒状パーツを組み立て、 ペーパーフィルターは上のクリップ部に挟むというアイデアで、 圧倒的な小型化を実現した。
驚くべきことはそれだけではない。 小型化を可能にした構造体が、ほかにもメリットをもたらした。
壁がほとんどなく蒸らす際に発生するガスを逃がしやすいので、 雑味の少ないスッキリとした味わいになる。さらにセットする 円錐型ペーパーフィルターはお湯を注ぐ量や速度によって味を 変えられるので、豆や気分に合わせていろいろな味を楽しめる。素材「18-8ステンレス」は、食器やカトラリーによく用いられ、 耐久・耐食性に優れ、サビにも強い。パーツの面が少ないので、 さっと洗えて水切れが良く、あっという間に乾く。
コンパクト なだけではない、実用的に優れたドリッパーがここに誕生した。
インドアはもちろん、軽やかに持ち出して、いつでもどこでも いれたての美味しいコーヒーがある「しあわせなひととき」を。