｢新構造によって生まれた
収納時も美しいミニテーブル｣　※特許登録済

あえて名前を付けるなら｢ミニテーブル｣。しかし、その用途は人それぞれ。家ではサイドテーブルに、外ではソロテーブルやサブテーブルなど、場面によって何にでも使える、一つあれば重宝するような道具を作りたい。
そこで頭に浮かんだ既製品は、鳥居のような形の脚二つに、板を渡したもの。天板と脚が分解できるメリットはあるが、組まれてそれ以上小さくならない脚がかさばるので、どこへでも持って出かけるのは億劫であった。
そこでまず、全体の意匠ではなく、脚の新構造開発に着手した。苦難の果てに思いついたのは、両端をU形に曲げた金物に、穴と溝を有する木脚を挿し込むというもの。これを2セット用意し、天板となるパーツを外側から順に組み込むだけ。天板によって固定された脚は、外れることもなく、揺れることもない。
何と言ってもこの道具のもう一つの魅力は、その収納運搬時の姿だ。脚を繋ぐ金物はハンドルに変身する。4枚の天板と、その半分の長さの木脚4本をベルトで束ね、2本のハンドルを装着する。収納された姿から、テーブルになるとは想像もつかないだろう。
一つのアイデアから生まれたシンプルな新構造は、使い手と道具の関係を多様化させ、ブランドの未来を拓く発明となった。

※ 販売終了